JAWS Days 2019に参加してきた
JAWS Days 2019(会場:TOC五反田メッセ)に参加してきたので、感想とか、感想の様子を備忘録としてまとめてみた。 jawsdays2019.jaws-ug.jp
聞いたトーク一覧と感想
RDBリファクタリングと異種間DB移行の戦い
RDBリファクタリングと異種間DB移行の戦い - Amazon DMSを使った止めずにリファクタリングする手法 | JAWS DAYS 2019
DBのリファクタリングという普段思っていてもなかなか出来ない話題なので 興味深かった。
無停止で、リファクタリングするために、トリガーを使用して更新していく という発想は面白いと思った。
「DBの寿命はアプリより長い! 」や「誰も知らないTABLE」の話しは どこのプロダクトでも、あるあるな話しなんだなと思った。
MySQLからポスグレへの移行中で、MySQLの仕様でハマったとのこと。 * Zero Date問題(0000-00-00) というものが、MySQLにあるらしい(5.7以降は、NO_ZERO_DATE, NO_ZERO_IN_DATEモードがONなので問題ない??)
既存のDBをリファクタリングをするためには、それなりの覚悟が必要とのこと。
スライド
RDBリファクタリングと異種間DB移行の戦い / AWS-DMS - Speaker Deck
サービスダウンから生まれたSWATチームが手掛けるクラウド移行への道
サービスダウンから生まれたSWATチームが手掛けるクラウド移行への道 | JAWS DAYS 2019
オンプレ移行の話しだった。SWATチームなのに、専任では無いというのはツラミを感じた。 Direct Connectは知っていたが、「Direct Connectionロケーション」というAWSとの専用線を引いている データセンターにサーバラックを配置できることは知らなった。あまり縁はないと思ったけど オンプレのユーザーに提案する際の話題には出来そう。
EC2からECSへ移行を始めたお話
EC2からECSへ移行を始めたお話 | JAWS DAYS 2019
午後は、ほとんど「ECS」、「EKS」、「k8s」のセッションをまとめて聞いてみた(知見が無いのと事例を知りたかったので)。 ECSは、Fargate起動とEC 起動がある。価格的には、EC2起動の方が安い模様。
ECSのメリットとして、以下のようなものがある
- Blue / green デプロイが出来る
- ロールバックが簡単
- 本番、開発用環境の差分が無くなる
- 冗長化、高可用性が簡単(AMI管理も不要)
- 運用コストの軽減
- EKSを使用しなかった理由(学習コスト、東京リージョンが無かったこと、クラスタの立ち上げコスト)
6.に関しては、要件がマッチしない場合は、無理にEKS使わなくても良いなと思った。 (勢いで採用するのはリスク有りそう・・)
Kubernetes を使ってエンジニア組織の生産性を上げよう
Kubernetes を使ってエンジニア組織の生産性を上げよう | JAWS DAYS 2019
freee社SREの方。普段、馴染みのないSREの業務について聞けた。
k8s = オーケストレーションツールという印象があるが、
freee社としては、以下の認識で捉えている
SREとは
- すべてのサービスのインフラを横断的に管理するチーム
- 安定したインフラを提供するのがミッション
k8sを導入メリット
- エンジニアへの権限委譲(マニュフェストの作成を任せる)
- SREは、仕組みづくりに専念できる
- 監視、ロギングに手が回せるようになる
k8sの難しいところ
スライド
Kubernetes を使ってエンジニア組織の生産性を上げよう / kubernetes-and-engineer-productivity - Speaker Deck
Kubernetes on AWS/EKSベストプラクティス
Kubernetes on AWS/EKSベストプラクティス | JAWS DAYS 2019
ベストプラクティスという名の通り、充実した内容だった。ただ、如何せん自分の理解度が足りすぎず メモと、脳内変換するのに精一杯で終わってしまった。
EKSの学習コストが高いのと、話しを聞いている限りGKE(Google Kubernetes Engine)の方が 初心者には、よろしくやってくれそう感があった(あくまでも印象だけど・・)。
とりあえず、現在の業務では「ECS」で充分要件を満たせるという印象。「k8s」の理解度を高めた上で もう一度、スライドを見直させて頂きます!
スライド
Kubernetes on AWS/EKSベストプラクティス2019.2 #jawsdays - Speaker Deck
会場の様子とか
前回参加したのが、2017年のときで会場も同じだったので、特に戸惑いはなかった。
入り口でレシーバーを渡されて、英語セッションってあったかなと思ったが、他ブースからの声の音漏れを防止する ためだと分かった。これは非常にありがたかった。良くありがちなレシーバーの返し忘れ防止に名刺と交換 で渡していたので、紛失防止の工夫をしているなと思った。
昼食をもらうタイミングが次のセッションまで15分程度しかなかったので、参加者数を考えると30分くらいあると 良かった気がする(結果的には間に合ったけど・・)。ちなみに自分は、キッチンカーで豚丼を頂きました!(写真なしw)。
Wifiは不安定な感じではあったが、あの参加者数なので致し方ないかなとは思った。
戦利品
AWSブースで、「AWS認定 ソリューションアーキテクト アソシエイト」の証明を見せて もらったステッカー。プロフェッショナルを狙うのはまだ厳しいので、次は「Dev Ops」取得を 目指していければと。
まとめ
来場者が、1,900人ということでAWSに関わっている人、興味ある人の多さを実感した。
一言でAWSと言っても、「Serverless」、「IoT」、「データ解析」、「k8s」と幅広いジャンルで 使えるマネージドサービスが大量に提供されてきて、それに付随するツール郡の話しは非常に有益 だった反面、自分の理解度不足を実感する一日だった。
まずは、導入出来そうなマネージドサービスから業務改善や、社内システムのインフラに反映して 実践して理解を深めていければと。
最後になりましたが、スタッフ、スピーカーの皆様、お疲れ様でした!この場を借りてお礼申し上げます。 来年も長野から参加します!